ビューティーザバイブル7話 パリジェンヌ風コンシーラーメイクの使い方をまとめました。長谷川栄太/EITA(えいた)さんの技は目から鱗たくさん✨
この回はメイクだけではなく、メイクを通しての日本人女性のマインド論もあって、わたしは首がもげるほど激しく同意するところが多かった。ええ、早速来週はコンシーラーとパウダーとリップだけで過ごしてみるつもりですよ。
>Eitaさんが登場したシーズン2の「メンズメイク」の回はこちらから。眉毛ケアやニキビの隠し方、あとアイライナーがとっても斬新でした!
目次
BEAUTY THE BIBLEシーズン1はアマゾンプライム(通称アマプラ)で配信中!
アマゾンプライム会員なら誰でも見られる、Amazon Prime Videoで2019年12月1日より配信スタートした美容番組「BEAUTY THE BIBLE」。アマゾンプライムだけの限定配信です!
田中みな実さん、福田彩乃さん、わたなべ麻衣さんの3人が、各回のゲストとともにおすすめ美容商品や今流行のコスメとメイク方法など様々な視点から美容にまつわる話が毎回盛りだくさん!
第6回目ゲストはヘアメイクアップアーティストの長谷川栄太/EITA(えいた)さん。番組では「コンシーラーの魔術師」と呼ばれてましたよね!コンシーラーは肌悩みを隠すものだと思ってましたが、「コンシーラーで輝かせる」!?このキーワードがめちゃ気になっておりました。
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ビューティーザバイブル 第7話 オープニングトーク「コンシーラーって・・・?」
MC3人とも「ファンデーションよりコンシーラーをたくさん使う」派。
ファンデーション厚塗りより、コンシーラーで気になるところ隠してファンデを最小限にというのが最近のメイク主流と3人とも感じているそうです。
わたなべ麻衣さんは普段「リキッドや硬めのコンシーラーを使って気になるクマとかを隠し、お粉でポンポンとたたいて終わり」というくらい、ファンデほとんどなしのときもあるようですよ。今回はわたなべさんの質問がたくさん出ていて、めちゃ興味あるんだな〜ってことが伝わってきました!
Eitaさんはパリ暮らし約20年。パリジェンヌの秘密を探るべくパリで潜伏してわかったこと
何がパリジェンヌのおしゃれかというと、実は「ずぼらで不器用」というところに行き着く。ずぼらで不器用なんだけれども、自分を演出することがとても上手。「自分の個性を最大限に生かす最小限のテクニック」を持つことで、自分のスタイル/個性を出すことにつながる。
パリジェンヌの美しさの基準は「肌が潤っていて、キメが整っているか」どうか✨朝起きて鏡をみたときにその日に自分に何が必要か見極める。”くすんでる、むくんでる、イケてる”日など毎日お肌の状況は変わるから、自分のビューティーも日々変わっていく。
けれども、日本人の女の子は毎日儀式のように15分とか手順化して同じお手入れ・メイクの繰り返し。「今日顔色よかったらファンデーションやめて違うところに時間かけよう」とかにはならない。(そのルーティーンが安心だから変えるのが怖いという田中みな実さんとわたなべ麻衣さん。←その意見もとってもわかる。時間がないのに変えて失敗したら1日の気分が台無しになっちゃう、だったら同じにしとこうという気になったりするかも。)
適材適所な必要なことを必要な日にやると、いつもきれいな日でいられる✨
→お肌や体調のゆらぎがあっても、全く同じルーティーンじゃなくて、ちょっとお手入れやメイク方法を変えてあげるといいのかもしれないですね^^
日本人は顔を二次元で考えている
日本「キャンバスを白紙にして顔を書いていく」
ヨーロッパ「3Dでメイクする」
↑ 彫刻と一緒で、どこに影を作ったら美しくみえるか、どこにハイライトを入れたらより彫りが深く見えるか。
外国人は大胆で手抜きがうまいから、抜け感が出る。
コンシーラーのタイプ、どこに何をつかうか
どういうところにどんなコンシーラーをつかうか?
*目や口の周り、動く箇所はやわらかいもの、リキッドタイプをうすーく
*シミ・ニキビ・肝斑(かんぱん)などは表情そこまで動くところではないので、硬めのコンシーラーを使いピンポイントで隠してあげる。
*クマやくすみ、ブルー系の色味を隠したい時はイエローやオレンジ(アジア系の人向き)
*クマの隠し方:目の下に三角(▽)で入れるのではなく、下まぶたと頬のふくらみの境目に血管が透けて見えるそのラインだけを隠せば良い。
*目尻よりのくすみや色ムラはやわらかいテクスチャーのコンシーラーでピンポイントでトーンアップすると明るくなる。
*ほうれい線:頬の膨らみと唇と顎が合わさるくぼみを隠せばよい
コンシーラーとファンデーションの色の差はどうすればよい?
コンシーラーはトーンアップに使いたいので、ファンデーションより1段階か2段階明るいものを使うのがEitaさん流。ただし、コンシーラーは隠したいところだけにピンポイントで置く。塗ったところと塗っていないところの境目を上手にぼかしてあげることがポイント。
→コンシーラーはファンデーションより暗いものをつかうというイメージがあったので、この考えは驚きでした!
ビューティーザバイブル 第7話で学べるコンシーラー使い
目元、小鼻、ほうれい線のコンシーラーの入れ方
*ピンク系のコンシーラーを下まぶたと頬の膨らみの間にいれる。
*小鼻とほうれい線に入れる(小鼻の赤みが強ければ、硬めのコンシーラーをダブル使いしてもOK)
*中指の腹をつかって伸ばす(指は最高のメイク道具!)
*目尻部分は引っ張りながら
*コンシーラーは伸ばすのではなく、置いていく感じで。
入れ方がすごく特徴的なので、詳細はぜひ番組で!ほんとすごいです✨
●[やわらかめタイプのコンシーラー]イブ・サンローラン ラディアントタッチ 1 (ピンク味が強い方)
「青いクマに明るめのコンシーラーは浮く」のでは?問題について
わたなべ麻衣さんは青クマに明るめのコンシーラーは浮くのが怖い。なので普段は青いクマにオレンジのコンシーラーを使う。と言われてました。(そういえば3話の河北さんはどの色でもクマを消すのはオレンジのコンシーラー!と推奨されてましたよね。)
Eita先生論は「ブルーがかっているクマに明るいピンクで対応してあげるから光で払拭される。」
エイタさんが伝えたのは「色の掛け算」ではなく「光の錯覚」。つまり、ハイライトに見せてあげたいのでブルーの上に明るいピンクを乗せて光で飛ばす、のだそうです!
そうか、オレンジは色の掛け合わせでの対応、反対色を使うことでできるクマ隠し技で、Eitaさんは光で飛ばす方法だから、アプローチが違うんですね〜それにしてもハイライトをさっとぬるだけであんなに透明感が一気にアップするとは本当に驚きです✨
『日本人にとってファンデーションは必需アイテムだけど、あえての「塗らない度胸」というか「塗らないわたしがこんなにキレイ!みたいなものから生まれる自信とか」すごいおもしろいと思うので試してほしいと思いますね』
ほんとこの思いは日本女子ならぬ日本全体の文化にも感じること。
ルール、正しい手順(←これがほんとくせ者)ばかりを重んじるのではなく、自分の個性を生かして、自分がキレイになった姿で自信をつけて自己肯定感をあげる!のがめっちゃくちゃ大切。
メイクを通して日々自己肯定感をあげることもできるんだ✨と気づかせてくれました。すごいわ、Eitaさん・・・さすが20年パリに潜入されただけはあるお方。
スポッツ(ニキビ)を隠す
*コンシーラーでスポッツを隠すには肌に近い色を選ぶ
●[硬めタイプのコンシーラー] ナーズ / NARS ソフトマット コンプリートコンシーラー
(全10色あるのでご自身の色味に近いものをタッチアップして決めてくださいね)
*大きめの筆を使う。(大は小を兼ねる)コンシーラーの厚みは筆のほうが調整しやすい。
*一番出っ張っているところに赤みが隠れるような感じで、筆でトントン。→その後赤みの周り境目をなじませる。出っ張ってるところは指でさわらない。
*小さいニキビ、どこまで隠すべきか問題→手鏡で見てわからなかったら、大きい鏡。最後は姿見で全身チェックする。
*しっかり隠しすぎないのもポイント。肌の上は様々な色みがあるから、点描画のようにトーンを整えることが大事。
くすみやすいマリオネットライン(口の両脇から下に伸びる2本の溝)の対策
*ここは色素ではなく影だから影を払拭してあげれば自然と消えていく。マリオネットラインにもラディアントタッチを。
●[やわらかめタイプのコンシーラー]イブ・サンローラン ラディアントタッチ 1 (ピンク味が強い方)
コンシーラーに求められるもの
伸びの良さと止まりの良さが大事。そこに留まってくれるもの。季節や自分の肌にあわせる。
最後にルースパウダーを
*大きめのブラシに含ませて余分なパウダーは落とす。
*筆の中に粉を含ませるために手のひらに筆先を押し付ける→お粉を筆の内側に入れ込むように
*ツヤがほしいのは頬骨の高い位置とアゴ先、だからここはルースパウダー入れない。
*逆にテカって欲しくない眉間と鼻筋と小鼻にギュギュッとお粉を入れる。(載せるのではなく、入れこむ感じでした)
→以上でパウダー終了!
MC3人から質問「パウダーをコンシーラーの上に重ねないとよれちゃうんじゃ?」
顔が動くことを計算して適材適所のコンシーラーを選んでいるから大丈夫。そしてベースメイクをゆるめにつくっておくことが大切。そうすることで、手直しが簡単にできる。粉でFIXしてると結局1回とらないと輪ジミ(粉ジミ)ができてしまう。
コントロールカラー(カーキ)の使い方
プロのテクニックだとカーキ色のコンシーラーをノーズシャドウやシェーディングとして使う
*番組の中では映画撮影などで使われるカーキのコンシーラーを「小鼻に三角形」「もみあげの延長あたりに」「鼻のはじまり/眉頭の少し下」に入れられてましたね!カーキは肌にあるなかの1色だから悪浮きもせず、立体感がほんとすごかったです。
赤リップを1点豪華主義とするなら、アイメイクはしない、の引き算
どうやってつけていいかわからない、ケバくなる、古い感じになっちゃう心配があるけれども赤リップは塗りかた次第。
1点豪華主義で赤リップを主役とするならばアイメイクはほとんどせず引き算する。(パリジェンヌぽく手抜きとズボラなバランス感覚で)
唇は上唇と下唇の合わせ目が色味が一番濃く出る。そこから外に向けて肌色に馴染んでいくのが自然なグラデーション。このグラデーションを守れば何色を塗っても失敗しない。
はみ出ることは気にせずまずはザザッと直塗り→はみだしたリップは指でぼかす
はみだしOKウエルカム✨ その後、境目を綿棒でなじませていく
最後に濃くありたい唇の合わせ目にポンポンとタッピングして置いていく感じで唇の厚みがでる。
コントラストの錯覚で肌が白くみえる。
▽モデルさん使用色
●シャネル ルージュ アリュール ヴェルヴェット エクストレム 110
▽田中みな実さん使用色
●シャネル ルージュ アリュール ヴェルヴェット エクストレム 114
キスしたくなっちゃうじんわり唇になっちゃってましたね♡そして塗りかたが超絶テキトーで簡単!こんなんでいいの?っていうところがやはりパリ感表してましたねー。テキトーで最高のリップのつくりかた♡
●アイブロー
眉毛は毛流れが大事。
眉頭から眉山に向かっては毛が下から上に向かって生えている
眉山から眉尻に向かっては毛が上から下に向かって流れている
2つの合流地点が一番濃くなっている。この眉山の内側を少し強調してあげる。
濃いところから毛流れを書き足すだけ。キレイに書かない。
ベースと眉毛とリップを整えただけなのに、逆にほとんど手を加えていない(ビューラーのみ)の目元が際立つのにはMC3人も驚いてましたよね〜ほんと不思議でした。
指に残った赤リップをチークとしてポンポンと入れたり(このムラ感もかわいい)、耳たぶに乗せたりすると色っぽくなる(耳たぶに載せるのは昔の芸者さんが行なっていたことなんですって)
最後の髪バサバサーーーもよかった!パリジェンヌ感、現れてましたね。
日本人女性のテクニックは本当にすごい。けれど、メイクは必要なければやらない勇気が大事。
メイクは全体のバランスと錯覚
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ほんと、メイクって奥深くて面白いなあと今回のビューティーザバイブルでもたくさん感じました。
クマひとつにしても、3話目の河北さんのオレンジのコンシーラーでカバーする、Eitaさんの光でクマのくすみをとばす、など様々なアプローチがあるんですよね。手抜きしてもっとかわいく、美しくなる視点を引き続きたくさん手に入れていきたいです♪
ビューティーザバイブル本当最高✨作ってくださったすべての方にほんと感謝です♡ 毎日のメイクがめちゃくちゃ楽しくなってます♪ 夏バージョンとかもぜひ作ってほしい〜🌻
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