【カンブリア宮殿】天童木工 加藤昌宏社長の経歴、建築家 隈研吾・スタバ・オリンピック納入実績を紹介

カンブリア宮殿に加藤昌弘社長が出演されます。建築家 隈研吾さんが手がけた中目黒にある「スターバックス リザーブ ロースタリー」の什器を手がけたのは天童木工。建築家だけではなく、プロダクトデザイン等の一流デザイナーが天童木工の技術力を求めて自動車のステアリング(ハンドル)・卓球台の脚など木材を使ったあらゆる製品化の依頼に来る、技術力が凄まじい木工会社。

今まで積極的に使われなかった、家具には不向きと認識されていた針葉樹の加工方法を編み出し、日本の山から地産地消することで森も手入れされ、スギ花粉の量を減らすことができ、長年家具として利用できる、一石三鳥以上のことができることを生み出した会社の社長はどんな志を持っているのか、調べてみました。美しいデザインの裏側には確かな職人の技術があることを知ることができるはずです。

 

天童木工 加藤昌宏社長 略歴

Photo via 天童木工HP

昭和41年(1966年)3月 日本大学法学部政治経済学科卒業

昭和41年(1966年)4月 株式会社天童木工入社(生産部勤務)

昭和62年(1987年)6月 取締役総務部部長就任

平成10年(1998年)6月 常務取締役総務部長就任

平成11年(1999年)6月 専務取締役営業本部長就任

平成13年(2001年)6月 取締役社長就任

平成17年(2005年)5月 山形県木工業協同組合連合会理事長・山形県家具工業組合理事長

 

天童木工の納入実績(抜粋)

(家具)総理大臣官邸・宮内庁・迎賓館・京都迎賓館・東京都庁・東京国際フォーラム・国立京都国際会館・日本銀行・国立劇場・東京文化会館・帝国劇場・サントリーホール・国立近代美術館・国立国会図書館・関西空港・大阪国際空港・帝国ホテル・ホテルオークラ・国内著名企業 他

(自動車用内装部品)ホンダ、トヨタ、日産、いすゞ

 

天童木工 近年のTopics

●平成27年(2015年)11月

第6回ものづくり日本大賞(製品・技術開発部門)内閣総理大臣賞受賞

Photo via 天童木工HP

 

●平成28年(2016年)1月

山新3P賞繁栄賞受賞

 

●平成28年(2016年)8月

リオオリンピック卓球競技で使用された(株)三英の卓球台「infinity」に天童木工製作の成型合板製脚部が採用される

Photo via 澄川伸一プロダクトデザイン

> 水谷隼選手(卓球男子シングルス)がリオオリンピックの時にメダルをつかんだ卓球台です! 【YouTube】

 

●平成28年(2016年)10月

バタフライスツールがグッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞

Photo via Good design award

 

山形の地からこんなにたくさんの美しい製品を作り出すには、決していいえを言わないところから始まる。静かに熱い想いの結晶が、製品に息づいているのですね。バタフライツールを家にお迎えしたくなりました。

 

一流デザイナーが惚れ込む技術力

天童木工の技術に惚れ込んだ建築家・プロダクトデザイナー・カーデザイナーは数知れず。

>デザイナーで製品を探す(天童木工HP)

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剣持 勇

大きく湾曲したフォルムが、身体をゆったり包み込みます。S-5009HAの大型タイプで、ともに会議室やロビー、レストランなどで広く使われ、ベストセラーとなったチェアです。1961年発売。

> 剣持勇デザインの家具を一覧で見る

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柳 宗理

日本の工業デザインの礎を築いたデザイナー・柳宗理によってデザインされ、1956年に発表されたジャパニーズデザインのアイコン的家具。
柳氏のイマジネーションと、天童木工の技術が出会ったことで、この美しいスツールが誕生しました。ルーブル美術館やニューヨーク近代美術館など、世界各地の美術館にコレクションされているデザイン史の傑作です。

同じ形の2枚の成形合板を真鍮金具でジョイントしたシンプルな構造。個性的なフォルムですが、多様なスタイルのインテリアに合わせられます。
また、2枚の成形合板が互いに支え合う姿から、結婚のお祝いの品として選ばれることもあります。

↑確かに、背中を合わせて腕を組んだら、2人が支え合っている人の姿に見えるかも。その発想、すてきだなあ。

> 柳 宗理のデザインしたプロダクトを一覧で見る

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ブルーノ・マットソン

スゥェーデン政府よりプロフェッサーの称号を与えられた、北欧を代表する家具デザイナー、Bruno Mathsson(ブルーノ・マットソン)と天童木工のコラボレーションによって生まれました。日本人の生活様式に合うようデザインされたマットソンシリーズシリーズで揃えることで、北欧を感じさせる優しい空間が広がります。

1974年にマットソン氏が天童を訪れた際、畳のある旅館に泊まることを熱望したというエピソードが残っているそうです。

>ブルーノ・マットソンがデザインした製品を一覧で見る

 

高級車のハンドル・内装も手がける天童木工

例えば、「レクサスLS」 縞杢(しまもく)の本木目ステアリング。動画では木が伐採されてからステアリングができるまでの過程が描かれている。木を桂剥きにして色をつけ、紙のような木を重ねて成板し、ハンドルの形にし、最後に磨きをかけるまでの工程において、天童木工が加工する部分は51過程14日かかるそうだ。


本物の木を使って、かつハンドルの安全性とクオリティを保てる技術力。車の部品は品質基準が家具より高いと最初は苦戦したそうですが、決して諦めないという職人魂で品質を追い求めていく、それをずっと続けているからこそたくさんの企業からの信頼と次々のオファーが届くのでしょうね。

 

天童木工の職人たちは、どんなに難しい形状やデザインであっても
「絶対にできない」とは言いません。
「最初から“できない”と言うのは簡単なこと。みんなで頭をひねって
カタチにしていくのが天童木工の職人魂です。」
この想いを胸に、お客様のご希望を実現していきます。

Via 天童木工HP | 法人・官公庁のお客様へ

中目黒「スターバックス リザーブ ロースタリー」にも天童木工のプロダクトがたくさん

2019年2月28日にオープンした「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」でも天童木工のてしごとを見ることができます。

こちらはカンブリア宮殿でも取り上げられていたテラス席の家具。屋外で使用しても色褪せない、痛まない家具をとリクエストされ、劣化を防ぐ専用の塗料も天童木工で開発。

屋外の椅子は東京で伐採された杉の木を山形の天童木工で加工した後、東京の店舗に納品というサイクルで作られたそうです。杉は日本の固有種で、爪を立てるとすぐ跡が残るくらいとても柔らかいので今まで家具や建具には不向きとされていた材料だったが、年月をかけて開発し、日本全国の森林にたくさん生えている杉活用に一躍かっているそう。これで、杉の木はスギ花粉を出す悪役ではなく、喜ばれる木になっていけば嬉しいですね。

 

▽こちらは3階のバースペース。カウンターテーブルはもちろん天童木工作です。

Photo via Starbucks Reserve® Roastery Tokyo 

カウンターの什器はデザイナーがお寺の建築で使われている金槌を使わない「アラレ組み」という方法でつくられているのだとか。ほら、あの「お酒の桝」みたいな組み方です。

カウンターの木の継ぎ方はアラレ組みといって強度的に大変強い組み方になります。硬い木であることと、木目が結構はっきりしているのでアッシュの木をカウンターでは使用しています。

タッチウッドということわざがありまして、「何か不幸があった時は木材を触ってここで断ち切ろう、それから何か嬉しいことあった時は木材をこう触ってこの幸せをずっと続けよう。」という意味があります。

カウンターに座った時もそれから屋外の家具に座った時ももう年がら年中タッチウッドになっているのですね。来られる方が幸せになってくれればいいなと思いますね。

Comment by TENDO Nishizuka Naoomi, Kato Tomoya

タッチウッド、いつも製品の近くにいる人が幸せであることを願って作られているのですね。想いがあふれるプロダクトがあるお店でカウンターをさわって、極上のコーヒーを受け取って、木のぬくもりのある椅子に座り、幸せすぎる時間が過ごせそう。このスタバ、中目黒にあるので春はたくさんの人がお花見とともにさらににぎわうのだろうな〜いつか行ってみたい場所です。

▽上の天童木工のカウンター作業風景が45秒あたりからみれます。

 

東京2020 国立競技場のどこかにも天童木工の製品が?

東京オリンピック・パラリンピックが行われる国立競技場のデザイナーは隈研吾さん。隈研吾さんはデザインに木を印象的に使うことでも有名な方。できるだけ日本の木材で国立競技場を作るように、地方の木材と木材加工業者にも頼みたいとデザインコンペが決定した際に語っていたことばが印象的でした。

2019年7月の国立競技場お披露目時には、庇(ひさし)に47都道府県のスギの木(沖縄は杉がないので、リュウウキュウマツ)を使っているとおっしゃっていました。杉の木の加工で有名なのは、天童木工。もしかして、この国立競技場のプロジェクトにも天童木工が関わっているのかも・・!

> ベールを脱いだ! 新国立競技場 | CASA BRUTUS

 

▽こちらは新潟県長岡市のシティホール「アオーレ長岡」

建築デザインは隈研吾さん、議場の家具は天童木工。

天童木工の売り上げ約90%は議場の家具だそうです。やはりBtoBで安定した引き合いがあると事業も安定しますね。

 

奥さまは社会に貢献する活動家

加藤 由紀子

NPO法人 ふれあい天童 代表理事

元教員。1993年「ふれあい天童」設立。 2001年にNPO法人化。

これからの地域社会は、公的福祉の一層の充実と「市民同士の助け合い」が益々必要になってきます。高齢者や、病弱な方をかかえたご家族の方、お子さんの急病等、応援の手を必要とするときがあります。困った時、気兼ねしないで、必要とするサービスを提供されるならば安心が生まれます。私たちは困ったときに、気兼ねなく安心して受けられる助け合いの会「ふれあい天童」を作り、活動を続けてきました。

Via NPO法人 ふれあい天童

ご夫婦ともに、たくさんの人の成長を見守られてきたのですね。2020東京オリンピックでも天童木工の作品に出会えるのではないかと期待しています!

 

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